2011年9月14日水曜日

ご報告■写真とお手紙をいただきました

福島県大熊町は役場機能を会津若松市内に移して活動しています。大熊町保育所長 渡部様・託児室の鈴木様からお手紙と写真をいただきました。
誠にありがとうございました。

<以下紹介させていただきます>

いつもたくさんの絵本を送っていただきましてありがとうございます。大熊町の子どもたちが避難先の会津若松市にて愛読させていただいております。感謝の気持ちでいっぱいです。
大震災後、転々とした避難もやっと落ち着いてきました。地震の揺れは大人が想像するより大きな傷となって子どもたちの心に残りました。その後、目に見えない原発の被害により、大人は不安でいっぱいで子どもたちに接するときに、顔つきまで変わってきました。旅館やホテルで周りの大人から言われる一言、「泣かせる!」「走らせるな!」「騒がせるな!」に安定剤を服用するお母さんが多くなったことも事実です。前回頂いた絵本も、役場を訪れた方、支援の物資として家庭に渡すことが出来ました。寝る前に、読んでと持ってきて絵本を見ながら眠るようになりましたという声も聞かれるようになり、親子一緒に心にゆとりがでてきている様に感じます。絵本と一緒にいただいた子どもたちからのメッセージも心が癒されます。本当にありがとうございました。
大熊町に帰れる日を心に誓いながら、子どもたちと一緒に日々生活していきます。