2011年9月23日金曜日

落合恵子*Journal of Silent Spring

秋分の日の二十三日。
今日は珍しく、一日中、東京にいた。
日中の気温は高かったが、朝夕の風はやはりもう秋。
「むかしのひとの言う通りだねえ、暑さ寒さも彼岸までって」。
わたしには、充分確固たる「むかしのひと」と思えた祖母が
お仏壇の花の水を取り替えながら、空を見上げていったのは、
何十年前のことだったろう。