2011年5月14日土曜日

落合恵子*Journal of Silent Spring

5月13日
心配なことがある。
たとえば6月頃、梅雨の蒸し暑さが続き、例年ならば、節電を念頭に置きながらも、除湿機やクーラーをつけようかどうか迷う季節だ。
そのとき、「電力不足」がキャンペーンされたとしたら(たぶん、されるだろう)………。
いま、史上最悪といわれる原発暴走を前にして、自然エネルギーへのシフトを考えはじめた多くも、「やっぱり原発は必要」とまでは言い切れなくとも、「必要悪だね」という結論に落ち着いてしまう流れが出てこないだろうか。
いや、そういう流れを作るためのシナリオがすでに作成されつつあるのではないか、という不安がわたしの中にはある。